通信速度のMVNOとキャリアの関係性を図解でわかりやすく!!

MVNOとキャリアの関係性は?通信速度図解

通信速度をわかりやすく考えてみる

通信速度の概念を理解しやすくするために単純化したモデルとして、よく道路の例えが用いられます。

 

電波やケーブルといった通信回線によってメール文書なり画像ファイルなり動画などのデータはやり取りされ、インターネットサーバー上からユーザーへのデータ送信を「ダウンロード」といい、その逆を「アップロード」と言います。

 

実際にはアップロードとダウンロードは違う道であったりしますが、そのあたりは省略してダウンロードのみについて考えていきます。

 

モデルでは

 

周波数帯域幅」=「道路の幅」

 

「通信データ」=「道路を通過する車」

 

として考えます。

 

周波数帯域幅は通信の重要なパラメーターで、帯域幅が広い通信回線を使用してデータを送る方式はブロードバンド通信と呼ばれ、高速通信となります

 

実際には通信データは何万何兆のビットの組み合わせでデータ容量は千差万別ですが、わかりやすくするために小さなデータ量のものから3タイプで単純化して分類し、

 

【小データ】文書のみのメール       →車1台

 

【中データ】画像ファイル         →車2台

 

【大データ】動画ファイル(連続的なデータ)→車2台+車2台

 

とします。

 

通信速度とはでも記載しましたように、データが移動する速度自体は一定です。

 

周波数帯域幅、アップロード、ダウンロード 

 

 

下図に示すように、車が数台チョロチョロと走るくらいなら各車両(通信データ)は道路幅を広く使えて遅滞する車両がなく、速い通信速度のままとなります。

 

帯域幅とデータ量の関係 

 

 

しかし、ユーザー数・通信データ量が増えて道路上に車両(データ)がいっぱいで混雑し渋滞している場合、送信待ちのデータが発生して1秒間あたりのデータ通信量が減少するため、結果として通信速度は遅くなります。

 

混雑時の帯域幅とデータ量の関係 

 

 

このように通信速度数値を保証せず、回線の混雑状況が通信速度に反映される方式を「ベストエフォート」と呼び、キャリアMVNOを問わず、現在通信各社が一般に用いている方式となります。

 

※実際には携帯端末や通信先サーバーによる差異、電波の強弱やノイズの有無など、混雑状況以外の要素も影響します。

 

因みに回線が混雑するのは平日朝の通勤時間帯、昼12〜13時の時間帯や、夜の18時〜22時あたりの時間帯と言われており、トラフィックが集中するため、理論最高速度150MbpsのLTE高速回線でも速度が大幅に落ち込むこともあります。

月々運用される通信速度について考えてみる

次に、実際に月々運用される通信速度を道路と車両に例えて考えてみます。

 

実は道路(周波数帯域)は通信各社によって、高速通信できる幅広道路と、低速しか出せない幅狭道路に分けられています。

 

高速通信-低速通信の区分け 

 

 

標準的なプランでは、月の初めは幅広道路を走れる、つまり高速通信をすることができます。しかし、1ヶ月に幅広道路を走らせることのできる車の量、つまり高速データ通信量には限りがあり決まっています。         

 

高速通信量の制限 

 

走れる量の限界を超えるとどうなるか?

 

幅広道路を走ることはできなくなり、幅狭道路しか走れなくなる、つまり低速通信しかできなくなります。

 

高速通信−低速通信の関係性 

 

通信各社は上記のような制限を設け高速・低速を分けることで通信データの交通整理をし、ユーザー全体としての速度品質が落ちないようにしています。

 

月あたりで幅広道路を走れる車の量=高速データ通信量はプラン毎に決まっています。キャリアだと最近のプランでは2GB〜30GB、MVNOでは1GB〜10GBあたりの通信量のプランが用意されており、通信量が多いプランほど料金は高くなっていきます。

 

また、MVNOにおいては月当たりではなく日当たりで車の量(通信量)を制限しているプランや、速度を中速の500Kbps〜3Mbpsに設定して通信量制限を設けていないプランなどもあります。

 

【参考ページ】

 

⇒「SIM通話・通信プラン

 

キャリアMVNO共に月当たり●●GBのプランでも、あまりに大きなデータ通信が数日の短期間に集中した場合はそこでも通信制限をかけることがあります。

 

MNO・MVNOの通信は?

次はMNO(キャリア)MVNOにおける通信を考えてみます。

 

キャリアは通信帯域・インフラ設備を元々自前でもっているので、いわば道路の所有者と言えるでしょう。

 

それぞれのキャリアで電波の相互乗り入れはないので、DoCoMoならDoCoMo道路、SoftbankならSoftbank道路、auならau道路を所有していることになります。

 

3大キャリアの通信帯域 

 

それに対してMVNOは自分では道路を所有していません(通信制御のためのインフラ設備は自前で持っているところもあります)。

 

キャリアが所有する道路区間の一部を借りて運用しています。

 

キャリアとMVNOの関係性 

 

キャリアは道路の所有者であり、使える道路の道幅も広いですがその分多数のユーザーが使用しており、たくさんの車両が通行しています。

 

それに対してMVNOは道路を間借りしているため使える幅は狭いですが、その分抱えているユーザーは相対的に少なく車両も少ない状態です。

 

双方共に言えることですが、使える道路の幅に対してユーザー数(車両数)が増えれば当然渋滞は多くなり、通信速度が充分出なくなることも想定されます。

 

ユーザーにとっては

 

ユーザー数に対して適切な幅の道路を確保、つまり充分な量の帯域をMNOから調達しているMVNO

 

データの交通整理を上手に行い、限られた帯域幅をやりくりできるノウハウを持つMVNO

 

を選定した方が安定した通信サービスを期待できることになります。

 

また、上記によっても差が出るため、元が同じキャリアの道路(通信帯)を使用しているMVNOであっても同じ通信速度とはなりません。

 

キャリアとMVNOの通信速度関係性 

 

 

MVNOは道路の所有者でなく使える幅が狭い中でリーズナブルなプランを提供するため、速度制限がキャリアよりも細かく設定されている場合が多いですが、そんな中でも使用感が落ちないようにユーザー目線に立った機能やサービスを用意しているMVNOを選択することもポイントです。

 

【参考ページ】

 

⇒「通信機能・サービス

 

 

一つ例として挙げられるのが高速-低速の任意切替機能で、この機能を持つMVNOでは通信データ容量の大きさなどによって幅広・幅狭のどちらの道路を利用するのかユーザーが選択することができます。

 

高速−低速通信の任意切替 

 

自分の好きなタイミングで切り替えを実施し、低速通信でも差し支えない車両(データ)に関しては幅狭道路を通行させることで、いざ使いたい時のための高速通信容量を節約できるのです。

 

 

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